東京藝術大学を首席卒業。同大学院、及び文化庁オペラ研修所修了後、ボローニャ、ウィーンで研鑽を積む。
数々の国際コンクールで上位入賞後、欧州の主要歌劇場へ次々とデビュー。カターニア・ベッリーニ大劇場『清教徒』エルヴィーラ、ローマ歌劇場『ホフマン物語』オランピア、シュトゥットガルト州立劇場『皇帝ティトの慈悲』セルヴィーリア等大舞台で重要な役を演じ、オペラの母国で豊かな経験を積む。2000年には名門ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約し、『魔笛』夜の女王、『ファルスタッフ』ナンネッタ等を演じる。帰国後は新国立劇場、びわ湖ホール、東京二期会等の公演で、『魔笛』パミーナ、『リゴレット』ジルダ、『こうもり』ロザリンデ、アデーレ、『ばらの騎士』ゾフィー、『鹿鳴館』顕子、『夜叉ヶ池』百合、『竹取物語』かぐや姫などを演じて好評を博している。他にも主要オーケストラとの共演や全国各地でのリサイタルに加えメディアへの登場も多く、NHK-FM「気ままにクラシック」では笑福亭笑瓶氏とパーソナリティを務め、BSフジの音楽&トーク番組「レシピ・アン」ではメインMCとしてレギュラー出演するなど多彩な活動を展開。
CDも多数リリースしており、最新アルバムは《このみち〜日本のうたII〜》。
第14回五島記念文化賞オペラ新人賞、第38回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。第3代クルーズアンバサダー(クルーズ振興大使)。二期会会員
HP http://columbia.jp/koudahiroko/
国立音楽大学卒業。同大学院、文化庁オペラ研修所を経て、1990年、1994年と給費を受けイタリアで研鑽を積む。
1992年二期会『ラ・ボエーム』での鮮烈デビュー以来、数々のオペラに主演。群を抜く輝かしい声と卓越した表現力で我が国を代表するテノールとして聴衆を魅了している。二期会『パルジファル』『タンホイザー』『オテロ』『ドン・カルロ』等の他、新国立劇場『ローエングリン』『トスカ』『罪と罰』、びわ湖ホール『ラインの黄金』『リゴレット』、兵庫県立芸術文化センター『トスカ』、共同制作『アイーダ』ラダメス、『カルメン』ドン・ホセ等大役を次々と演じており、とりわけ『トゥーランドット』カラフは様々なプロダクションで喝采を博している。コンサートでも国際的評価を得ており、Z.メータ指揮ウィーン・フィル、小澤征爾指揮水戸管弦楽団等と共演。CDも数多く、2021年には待望のオーケストラとの共演によるオペラ・アリア集《朝は薔薇色に輝き》を、2022年には《宮澤賢治 歌曲全集「イーハトーヴ歌曲集」》をリリースしている。またオリジナリティ溢れるリサイタルにおいても、彼の世界観に多くの人々が共感し続けている。
第65回芸術選奨文部科学大臣賞をはじめ、出光音楽賞、エクソンモービル音楽賞本賞、イタリア声楽コンコルソミラノ大賞(第1位)、芸術選奨文部大臣賞新人賞、五島記念文化賞オペラ新人賞、ジロー・オペラ新人賞及びオペラ賞等多数受賞。国立音楽大学教授。東京藝術大学非常勤講師。二期会会員
武蔵野音楽大学卒業。文化庁芸術家在外研修員としてミラノで研修を積む。
豊かな音楽性と卓越したテクニックにより、ピアノ一台での見事なオーケストレーション、且つドラマティックな音楽作りで聴衆を魅了。歌い手の音楽に寄り添う演奏には定評があり、現在第一線で活躍している歌手のリサイタル、オペラ、合唱伴奏及び録音、放送等数多く手掛けて活躍。多くのリサイタルやレコーディングで絶対的な信頼を寄せられる存在である。また、長きにわたり東京音楽大学大学院で後進の指導にあたり、現在は新国立劇場オペラ研修所にて伴奏者兼コレペティとして、明日の日本オペラ界を担う若手音楽家達を支えている。