●三浦文彰(ヴァイオリン)
2009年世界最難関と言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に一躍脚光を浴びた。これまでロサンゼルス・フィル、ロイヤル・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル、マリインスキー劇場管、チャイコフスキーシンフォニーオーケストラ、ベルリン・ドイツ響、NDRエルプ・フィル、ハノーファーNDRフィル、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響、ケルン放送響、BBCスコティッシュ管、エーテボリ響などと共演。共演した指揮者には、ドゥダメル、ゲルギエフ、フェドセーエフ、ズーカーマン、ロウヴァリ、ティチアーティ、オロスコ=エストラーダ、フルシャ、ドゥネーブ、ワシリー・ペトレンコ、カンブルランなどが挙げられる。サンクトペテルブルクの白夜祭、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、マントン音楽祭、メニューイン・フェスティバルなどの国際音楽祭にもたびたび招かれる。リサイタルでは、ルーブルでのパリ・デビュー、ウィグモアホールでのロンドン・デビューを果たす。国内では、大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽を演奏したことやTBS「情熱大陸」への出演も大きな話題となった。18年からスタートしたサントリーホールARKクラシックスではアーティスティック・リーダーに就任。ロンドンの名門ロイヤル・フィルのアーティスト・イン・レジデンスも務める。22/23シーズンは、バルセロナ響、ウィーン室内管などと共演し、ピリスとのデュオリサイタルも行う。また、ウィーン、パリではリサイタルを行い絶賛を博す。スペインのアリカンテ響には、指揮者として登場した。CDはエイベックス・クラシックスよりリリース。09年度第20回出光音楽賞受賞。22年「Forbes」Asiaにおいて「30 under 30(世界を変える30歳未満の30人)」に選出される。すでに19年には「Forbes」Japanにおいても30 under 30に選ばれている。使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 1704年製作“Viotti”。
●清水詩織(チェロ)
東京都小平市出身。7歳よりチェロを始める。桐朋学園大学音楽学部附属「子どものため
の音楽教室」、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。同高校、同大学共に卒業演奏会に出演。第7回ビバホールチェロコンクール第4位入賞。いしかわミュージックアカデミーにてIMA音楽大賞を受賞し、Y・ハナーニ氏のマスタークラスを受講。これまでに、プロジェクトQ、京都国際フェスティバル、神戸チェロコングレス、サントリーホールレインボー21コンサート、JTが育てるアンサンブルシリーズ、JTアートホール室内楽シリーズ、宮崎国際音楽祭、桐朋学園音楽部門同窓会主催のチェロ・グランド・コンサート、リッカルド・ムーティ指揮による東京・春・音楽祭等に出演。チェロを毛利伯郎氏に、室内楽を毛利伯郎、原田幸一郎、徳永二男、東京クヮルテット等の各氏に師事。2010年3月、桐朋オーケストラアカデミー研修課程を修了。室内楽や後進の指導にも力を入れており、現在桐朋学園オーケストラ特別招聘講師、ラインハイト室内楽アカデミー講師。東京チェロアンサンブル、トリトン晴れた海のオーケストラ、ARKシンフォニエッタメンバー。10年より東京都交響楽団チェロ奏者。
●髙木竜馬(ピアノ)
2018年9月に第16回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクールにて優勝及び聴衆賞を受賞し、一曜世界的に脚光を浴びる。その他にも第26回ローマ国際ピアノコンクールなど、7つの国際コンクールで優勝。NHK総合テレビアニメ「ピアノの森」では、雨宮修平メインピアニスト役で出演し大好評を博す。サントリーホール、ミューザ川崎、ウィーン楽友協会、シェーンブルン宮殿、エルプフィルハーモニー、モスクワクレムリン宮殿等々、世界各地の著名なホールで演奏する。東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、オスロフィルハーモニー管弦楽団、ベルゲンフィルハーモニー管弦楽団、ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団、ウィーン室内管弦楽団等のオーケストラと、小林研一郎、尾高忠明、高関健、佐渡裕、鈴木優人、アンドレア・バッティストーニ、シュテファン・ヴラダー、エドワード・ガードナー、エイヴィン・グルベルグ=イェンセン、ハンス・グラーフ等の指揮で共演するほか、室内楽奏者としても信頼が厚く、三浦文彰やセルゲイ・ナカリャコフ等と共演を重ねるなど、広範な演奏活動を続けている。TV「題名のない音楽会」などメディアへの出演多数。ウィーン国立音楽大学、及びイモラ国際ピアノアカデミーを最優秀の成績で卒業。23年4月より京都市立芸術大学の専任講師に就任。(公財)江副記念リクルート財団 第35回奨学生。
●中井美穂(フリーアナウンサー)
1987年日本大学芸術学部を卒業後、フジテレビに入社。アナウンサーとして「プロ野球ニュース」、「平成教育委員会」など多くの番組に出演し人気をあつめる。95年フジテレビ退社。97年から2022年まで「世界陸上」(TBS)のメインキャスターを務める。現在は「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)、「スジナシ」(TBS)、「華麗なる宝塚歌劇の世界」(時代劇専門チャンネル)、「アルバレスの空」(BSテレ東・ナレーション)等にレギュラー出演。その他、映画・演劇のコラム、動画配信番組、イベントの司会、クラシックコンサートのナビゲーター、朗読など幅広く活躍している。NPO法人キャンサーネットジャパンの活動に賛同し、19年理事に就任。がん啓発のイベント・市民公開講座の司会などの活動もしている。13年より読売演劇大賞の選考委員、20年6月より新国立劇場の理事を務めている。