岡崎市シビックセンターコンサートホール「コロネット」を拠点に活躍する、岡崎初のレジデント・アンサンブル。
岡崎市出身のチェリスト中木健二、ヴァイオリンの長原幸太、ヴィオラの鈴木康浩の3人が、「岡崎発信で音楽の素晴らしさを天下に伝える」をモットーに、毎年異なるプログラムと編成で演奏会と青少年育成活動を行っています。
【中木健二(チェロ)】
愛知県岡崎市生まれ。3歳でチェロをはじめる。名古屋市立菊里高等学校、東京藝術大学を経て2003年渡仏、パリ国立高等音楽院、ベルン芸術大学の両校を首席で卒業。05年ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位受賞、08年第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールでグランプリならびにドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞するなど、受賞多数。10年よりフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者として活躍すると共に、リサイタル、オーケストラとの共演、音楽祭出演など幅広い演奏活動を行う。室内楽にも精力的に取り組み、アッカルド、ジュランナ、メネセス、チュマチェンコ、イヴァルディ、ル・サージュ等と共演。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。第11回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。Thomastik Infeld社契約アーティスト。
【長原幸太(ヴァイオリン)】
東京藝術大学附属音楽高等学校を卒業後、同大学を経てジュリアード音楽院に留学。1994年、第6回ヴィエニアフスキー国際ヴァイオリンコンクール17歳以下の部第3位。98年、第67回日本音楽コンクール最年少優勝。レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。サイトウ・キネン・オーケストラに最年少参加。12歳で東京交響楽団と共演したのを皮切りに、日本各地の主要オーケストラ、名指揮者と共演。海外での活動も活発に行っており、2003年、英国の湖水地方で開催されている「夏の音楽祭」に招かれ、リサイタルや室内楽の演奏会で絶賛を博した。04年9月大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターに就任、12年まで首席コンサートマスターを務める。11年「第21回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞」受賞。14年 読売日本交響楽団コンサートマスター就任。
【鈴木康浩(ヴィオラ)】
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者。5歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。卒業後ヴィオラに転向。第7回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第1位、第9回クラシックコンクール全国大会ヴィオラ部門最高位、第12回宝塚ベガ音楽コンクール弦楽部門第1位ほか受賞多数。2001年よりドイツのカラヤンアカデミーで研鑽を積み、その後ベルリン・フィルの契約団員となる。03年にはクラズィッシェ・フィルハーモニー・ボンのソリストとして、ドイツ各地で演奏し好評を博す。またサイトウ・キネン・フェスティバル、宮崎国際音楽祭など、多方面で活躍を続けている。
【渡邉玲雄(コントラバス)】
東京藝術大学卒業及び同大学院修了。ドイツ・ヴュルツブルク音楽大学マイスターコース修了。バイエルン国立歌劇場オーケストラアカデミー、新日本フィルハーモニー交響楽団首席を経て、現在愛知県立芸術大学准教授、名古屋音楽大学客員准教授。PMF、セイジオザワ松本フェスティバル、東京・春・音楽祭、宮崎、姫路、赤穂、京都、仙台、ラ・フォル・ジュルネ東京・新潟など様々な国際音楽祭に出演。NHK-BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「名曲リサイタル」など様々なメディアに出演。アンサンブルofトウキョウメンバー。
【金子平(クラリネット)】
東京藝術大学を経て、2005年から独リューベック国立音楽大学で学び、12年同大学院卒業。クラリネットを半田裕一、山本正治、村井祐児、ザビーネ・マイヤーの各氏に師事。01年ヤング・クラリネッティストコンクール・ヤングアーティスト部門第1位。06年日本音楽コンクール第1位、併せてE.ナカミチ賞、岩谷賞(聴衆賞)。08年ヴィースバーデン・モーツァルト・コンクール第1位、同年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで日本人初の第3位入賞、09年ルイ・シュポーア・メダルなど受賞多数。09年から12年までリューベック歌劇場管弦楽団(リューベック・フィル)でクラリネット奏者を務めた。NHKラジオ「リサイタル・ノヴァ」、木曽音楽祭、東京・春・音楽祭などに出演。木管六重奏団「東京六人組」のメンバーとして数々の公演を行う。東京六人組、ウェールズ弦楽四重奏団とのCDをリリース。現在、読売日本交響楽団首席クラリネット奏者、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。
【長哲也(ファゴット)】
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。リヨン国立高等音楽院大学院修了。第30回日本管打楽器コンクールファゴット部門第2位。同声会賞受賞。第48回北九州市民文化奨励賞受賞。2019年度文化庁新進芸術家海外研修生として、リヨン国立高等音楽院大学院で学ぶ。15年東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」に出演。18年フォンテックよりデビューCD「SOLILOQUY」をリリースし、「レコード芸術」にて特選盤に選ばれる。現在、東京都交響楽団首席ファゴット奏者。
【福川伸陽(ホルン)】
世界的に活躍している音楽家の一人。NHK交響楽団首席奏者としてオーケストラ界にも貢献した。ソリストとして、NHK交響楽団、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、京都市交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、横浜シンフォニエッタ他と共演。ロンドンのウィグモアホールをはじめ、ロサンゼルスやブラジル、アジア各国でリサイタルをするなど、世界各地から数多く招かれており、「la Biennale di Venezia」「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」「東京・春・音楽祭」などをはじめとする音楽祭にもソリスト・室内楽奏者として出演を重ねる。東京音楽大学准教授、国際ホルン協会評議員。