東京藝術大学作曲科首席卒業、同大学 大学院修了。作品はオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評があり、多くのソリストに楽曲提供、共演ピアニストとして も評価が高い。王子ホール「銀座ぶらっと コンサート Caféシリーズ」(企画・ピアノ)、東京・春・音楽祭「ベンジャミン・ブリテンの世界」(企画・構成)、「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」(作編曲・構成)など、独自の視点、切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュース力にも注目を集めている。作品は2012年オペラ「白虎」(第11回佐川吉男音楽賞)、2018 年「Sixteenth Montage」(セントラル愛知響委嘱作品)ほか、数多くの作品を発表。NHK2020 応援ソング「パプリカ」の合唱編曲も手掛けている。
最新CDは2017年発売「PIANO COLOURS」(エイベックス・クラシックス)。2016年よりNHK-FM 「鍵盤のつばさ」番組パーソナリティーを担当。2019年より 長野市芸術館レジデント・プロデューサーを務める。2022年4月、ひらしん平塚文化芸術ホール 音楽アンバサダーに就任。
山本葵(フルート)
東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院 修了。修了時に大学院アカンサス音楽賞を受賞。フルートコンヴェンションコンクールピッコロ部門第1位。日本管打楽器コンクールフルート部 門第4位。日本木管コンクールフルート部門第2位。NHK交響楽団、読売日本交響楽団など、国内の多数オーケストラに客演。音楽とアニメーションと朗読による「ピーターとオオカミ」の企画制作を手掛け、メディアでも多数紹介されるなど活動の幅を広げている。現在、藝大フィルハーモニア管弦楽団フルート奏者。
遠藤香奈子(ヴァイオリン)
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。2009年アフィニス文化財団の助成による海外派遣研修員として、ニューヨークで研鑽を積む。
現在、東京都交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者、The 4 Players Tokyo(弦楽四重奏団)第2ヴァイオリン奏者、横浜シンフォニエッタのメンバーを務める他、ソロリサイタルや施設へのボランティア出張演奏も定期的に行い、幅広い世代と環境へのクラシック音楽の普及に意欲的に取り組んでいる。
清水詩織(チェロ)
東京都出身。7歳よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。同高校、同大学共に卒業演奏会に出演。 桐朋オーケストラアカデミー研修課程を修了。第7回ビバホールチェロコンクール第4位入賞。
チェロを毛利伯郎氏に、室内楽を原田幸一郎、徳永二男、東京クヮルテット等の各氏に師事。
東京チェロアンサンブルメンバー。桐朋学園オーケストラ特別招聘講師。後進の指導、室内楽指導者としての活動にも力を入れている。2010年より東京都交響楽団チェロ奏者。
安達悦子(お話・振付/東京シティ・バレエ団芸術監督、理事長)
松山バレエ団で松山樹子、森下洋子、清水哲太郎に師事。1979年、慶應義塾大学在学中、第1回ジャクソン国際バレエコンクール銅メダル受賞。文化庁芸術家在外研修員としてモナコ・プリンセス・グレース・アカデミーでマリカ・ベゾブラゾヴァに学ぶ。86年東京シティ・バレエ団にプリマとして迎えられ、「白鳥の湖」「ジゼル」などに主演。オペラ振付も手がける。08年文化庁研修員としてベルリン国立バレエ団で研修。09年4月東京シティ・バレエ団代表理事および芸術監督に就任。NHK「ローザンヌ・バレエコンクール」解説のほか、「TANZOLYMP」(ベルリン)など国内外のコンクールの審査員を務める。音楽新聞新人賞、第30回橘秋子賞(04年)、第38回橘秋子賞特別賞(16年)、第39回ニムラ舞踊賞(19年)。洗足学園音楽大学教授
飯塚絵莉(バレエ/東京シティ・バレエ団ソリスト)
前田バレエ学苑にてバレエを始める。前田香絵、前田藤絵に師事。09年まちだ全国バレエコンクール、高校生の部第1位。同年埼玉全国舞踊コンクール、ジュニア部第1位。10年全国舞踊コンクールバレエ、ジュニア部入賞3位、ほか受賞歴多数。11年、東京シティ・バレエ団入団。『くるみ割り人形』金平糖の女王、『白鳥の湖』パ・ド・トロワ/オディール、『眠れる森の美女』フロリナ姫、『ジゼル』ペザント、『コッペリア』スワニルダの友人/時のワルツ(ソリスト)、『パキータ』ヴァリエーション、『ベートーヴェン交響曲第7番』『Octet』(ウヴェ・ショルツ振付)など多くの作品に出演。
吉留諒(バレエ/東京シティ・バレエ団ソリスト)
3歳よりRKK学苑にてバレエを始め、2003年より熊本バレエ研究所にて伴征子に師事。14年に東京バレエ学校Sクラス生となり、首藤康之、中村恩恵に師事。15年に中国上海市舞踏学校にて短期研修。熊本バレエ劇場40周年記念公演『眠れる森の美女』にて青い鳥を踊る。16年に東京シティ・バレエ団入団。同年の『くるみ割り人形』にてタイトルロールに抜擢され、19年『ロミオとジュリエット』にてグランドバレエ初主演。以降、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』に主演のほか、『眠れる森の美女』青い鳥、『Octet』 (ウヴェ·ショルツ振付)第3楽章ソリスト、『ベートーヴェン交響曲第7番』『Air!』(ともにウヴェ·ショルツ振付)などに出演。