東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、P.ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ 『後宮からの逃走』でアメリカ・デビュー。その後、ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場『ばらの騎士』、エディンバラ音楽祭 『リナルド』、ノセダ指揮トリノ王立歌劇場『ラ・ボエーム』に出演し、国際的な評価を得る。2015年兵庫県立芸術文化センターオペラ『椿姫』、17年BCJ歌劇『ポッペアの戴冠』でタイトルロールを好演。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放送交響楽団等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団と共演し成功を収める。透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマや16年文部科学省主催WFSC公式イベントに出演するなど、日本を代表するオペラ歌手として常に注目をあびる。デビュー20周年記念アルバム「至福の時~歌の翼に」をリリース(エイベックス・クラシックス)。安宅賞、ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞受賞。
東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオ、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンに留学。2003年国際ミトロプーロス声楽コンクール最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。2002年、新国立劇場『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルでオペラ・デビュー。以降、二期会、新国立劇場を中心に数多くのオペラ公演に出演。15年には紀尾井ホールにて『オリンピーアデ』のアルジェーネ、日生劇場にて『ドン・ジョヴァンニ』エルヴィーラ役と、初役に挑み卓越した歌唱と抜群の存在感を示した。チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィなど国内外の指揮者と主要オーケストラに共演を重ね、また、モーツァルト作曲『コジ・ファン・トゥッテ』や『フィガロの結婚』を自らプロデュースするなど人気、実力ともに群を抜くメゾ・ソプラノとして幅広く活動している。
CDは、「赤と黒」「地球はマルイぜ~武満徹:SONGS」(レコード芸術特選盤)、「ベル・エクサントリック~林美智子ベル・エポック歌曲集」をリリース。
1994年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、97年同大学大学院(音楽学専攻)修了。
在学中に安宅賞受賞。
2000年よりライナー・ホフマン教授によるドイツ歌曲講習会を度々受講する。
ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を船山隆、本田脩の各氏に師事。
声楽の伴奏者としては演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。