1969年ハンガリーのエステルゴム生まれ。代々の音楽一家に生まれ、ピアノとクラリネットを学び、やがてトランペットに魅せられ、父親のイシュトヴァーン・タルケヴィに手ほどきを受ける。ジェール音楽学校、フランツ・リスト音楽学校を経て、フランツ・リスト音楽院を卒業。ジェルジ・ガイガー、ハンス・ガンシュ、ジェルジ・クルターク等に師事。ベルリン響ソロ奏者、ヴュルテンベルク・フィル首席奏者、バイエルン放送響ソロ奏者を経て、2005年より2019年までベルリン・フィル首席奏者を務めた。オーケストラでの活動に加え、「プロ・ブラス」、「オーストリア・ブラス・コネクション」などのアンサンブルのメンバーとしても活躍。ソリストとしてもヨーロッパ各地、アメリカなどで多く出演しており、ベルリン・フィル、ミュンヘン・バッハ管、バイエルン放送響室内管、中国フィル、バッハ・コレギウム・ミュンヘン、オーケストラ・アンサンブル金沢などと共演。日本では、2010年5月に東京で開催されたリサイタルが、NHK-BSでも放送され、大きな反響を呼んだ。ヨーロッパ、アジアなど世界各地でマスタークラスを開催し、ベルリン・カラヤン・オーケストラ・アカデミー、ベルリン芸術大学で教鞭をとっている。www.tarkoevigabor.com
1983年チェコ、ブルノ生まれ。10歳でホルンを始め、プラハ音楽院、ベルリン芸術大学、ドレスデン・シュターツカペレで学び、アンドレ・カザレ、ミヒャエル・ヘルツェル、ペーター・ダム、ズデニェク・ティルシャルなどにも教えを受ける。大学在学中より、グスタフ・マーラー・ユーゲント管、EUユース管、チェコ・フィル、プラハ・フィルなどで活躍。2009年〜2012年ベルリン・コンツェルトハウス管首席奏者を経て、2012年9月よりシュターツカペレ・ベルリン首席奏者を務める。2010年よりベルリン芸術大学にて教鞭もとる。2015年よりWDR放送響首席ホルン奏者に就任。2010年 ARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を獲得し、2011年にはベートーヴェン・リング・アワードを獲得。ソリストとしての活躍も目覚ましく、シュトゥットガルト放送響、ベルリン・コンツェルトハウス管、ヴィースバーデン州立劇場管、プラハ・フィルなどと共演。主要音楽祭でのソロリサイタルも多く行い、ボン・ベートーヴェン・フェスティヴァル、プラハの春国際音楽祭、「Mitte Europa」音楽祭、マウント・オリンパス・フェスティヴァル(サンクトペテルブルク)などへ出演している。
1985年音楽一家に生まれ、幼少期からピアノ、チェロ、トロンボーンを学び、高校の頃にはすべてにおいてコンクールで優勝を果たす。やがてトロンボーンをリヨン音楽院にてM.ベッケ、A.マンフラン、D.ラサールに師事。チェロをパリにてP.ミュレール、R.ピドゥ、X.フィリップに師事。
2005年ブダペスト国際トロンボーンコンクール、06年トゥールーズ・バロック・トロンボーンコンクールにて入賞。そして07年ミュンへン国際コンクールで優勝を飾り、1950年同コンクール始まって以来、初のトロンボーンでの優勝という快挙を成し遂げ一躍話題をさらった。
ウィーン室内管、シュトゥットガルト放送響、ロシア国立エルミタージュ響、ウクライナ国立管、トゥールーズ・キャピトル国立管、カンヌ管、ブザンソン管などと共演し、世界各地でのソロリサイタルやマスタークラスのほか、国際音楽祭にも多く招かれる。
2011年、フランス最大の音楽大賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク」にて最優秀若手音楽家賞をトロンボニストとして初めて受賞。同年、シャルル・クロス・アカデミー賞、芸術文化アカデミーより銀メダルを授与される。
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