VOCES8のメンバーが変更となりました。
《出演メンバー》
● アンドレア・ヘインズ /エレオノール・コッカーハム (ソプラノ)
● ケイティ・ジェフリー=ハリス(アルト)
● バーナビー・スミス (カウンターテナー)
● ブレイク・モーガン/・サム・ドレッセル (テノール)
● クリストファー・ムーア/・ジョナサン・ペイシー (バス)
VOCES8(ヴォーチェス・エイト)は、世界でもっとも刺激的で多才なアカペラ・ヴォーカル・グループのひとつ。受賞も数多い彼らは、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカでコンサート・ツアーを行うなど国際的に活躍している。これまでに演奏した主要なホールには、ウィグモアホール、ロイヤル・フェスティバルホール、東京オペラシティ、ウィーンのコンツェルトハウス、マリインスキー劇場コンサートホール、テルアビブ・オペラハウス、台北ナショナル・コンサートホール(国家音楽院)、パリのシテ・ドゥ・ラ・ムジーク、ディジョン歌劇場、北京のナショナル・パフォーミング・アーツ・センター(NCPA)、上海コンサートホールなどが挙げられる。2017/18年シーズンには、ヨーロッパ各地をはじめ、ロシアやアメリカで演奏活動を行うほか、シンガポール、メキシコでのデビュー公演も予定している。フランス・ナントで開催されるラ・フォル・ジュルネ音楽祭へもたびたび出演している。
クラシックの合唱音楽を専門としながらも、彼らのレパートリーはルネサンスのポリフォニーからユニークな編成のジャズやポップスまでと幅広い。オラ・イェイロ、ロクサンナ・パヌフニク、トーマス・ヒューイット・ジョーンズ、アレクサンドル・レヴィーン、ベン・パリーなど、世界的に有名な現代作曲家たちから定期的に委嘱されてコラボレーションを行う。2017年9月から2年間にわたり、現在最も人気のある現代作曲家の1人、ジョナサン・ドーブをコンポーザー・イン・レジデンスとしてむかえた。ドーブが60歳を迎える2019年に委嘱新作が書かれると同時に、新進作曲家たちへ向けた教育プログラムの実施も予定している。
VOCES8はドイツ放送、ARTE、ラジオ・フランス・ミュジク、BBCラジオ3、クラシックFMなど、国際的なテレビやラジオにも定期的に登場している。
デッカ・レコードの契約アーティストである彼らは、同レーベルからユニークな企画のCDを数多くリリースしている。中でもアルバム『Eventide』(夕暮れ)は、2014年2月の全英オフィシャル・チャートのクラシック部門で2週にわたって第一位を記録した。シグナム・クラシックへの録音では、『コラール・タペストリー』、J.S.バッハのモテット集、『エイセス・ハイ』、『クリスマス』が高く評価され賞を受賞している。2013年には、アカペラ・レコード大賞(CARA)に7作品がノミネートされ、そのうちベスト・クラシック・アルバム部門およびベスト・クラシック・ソング部門で受賞。最新作はVCM Recordsから2018年1月にリリースされた『EQUINOX』。
『ヴォーチェス8ソング・ブック』や『VOCES8メソッド』など、アレンジ集や教材も出版している彼らは、楽譜出版社ペータースの大使に任命されている。
アウトリーチ・プロジェクトや教育活動にも大変熱心に取り組んでおり、非営利団体であるヴォーチェス・カンタービレ音楽財団(VCM)の教育プログラムにおいても重要な役割を果たしている。世界中で年間4万人もの人々を対象に革新的な音楽ワークショップを展開しており、音楽を通してその人たちの想像力を刺激している。このヴォーチェス・カンタービレ音楽財団の教育活動はユネスコから称賛された。2013年、同財団はロンドン市内に教区と共同でグレシャム・センターを創設。この施設は、建築家サー・クリストファー・レンによって設計された美しい教会“セント・アン&セント・アグネス教会”にあるヴォーカル・センターである。また、彼らはVOCES8奨学金制度を創設し、才能ある若い歌手たちのサポートもしている。彼らの教育活動はイギリス国内にとどまらず、ブリュッセル・カルチャーセンター、フィルハーモニー・ド・パリ、ウィーンのコンツェルトハウスなどにも招かれている。
オーケストラとの共演も多く、これまでフィルハーモニア管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、古楽アンサンブルのレザンヴァンシオンなどと共演している。彼らは、イングランド芸術評議会、音楽家慈善基金、音楽家のための名誉組合(Worshipful Company of Musicians)より、オフィシャル・スポンサーであるT.M.Lewin社より支援を受けている。
“VOCES8の歌声は、その音質とバランスにおいて完璧である。細部まで行き届いたタイミングと音程は、まさに新次元の『アンサンブル』と言っても過言ではないだろう”(グラモフォン)
“数ある中でもっとも洗練されている…アカペラ・ファンは一聴の価値あり”(CDレビュー、BBCラジオ3)
“『多芸多才』とはまさにVOCES8のことだろう。受賞歴も豊富なこのアカペラ八重唱団のレパートリーは、英国初期の合唱音楽からジャズ・スタンダードや最近のポップスまでと幅広い。しかしながら何よりも、若き彼らのステージでの存在感や個性、観客とのつながりといったものこそが、彼らが今日こんなにも成功している要因なのだろう”(テレグラフ)