サンクト・ペテルブルグの音楽一家に生まれる。モーツァルテウム音楽院(ザルツブルグ)にてヴィオラを、ハンス・アイスラー音楽大学(ベルリン)にてヴァイオリンを学ぶ。多くの国際コンクールで入賞または優秀な成績を収めており、ヴァイオリンでは2009年ハイフェッツ国際、2011年モーツァルト国際、同年マイケル・ヒル国際で優勝、ヴィオラでは2009年第1回東京国際ヴィオラコンクールで優勝している。ヴァイオリンとヴィオラのソリストとしてヨーロッパ、日本を含む世界各地の著名なオーケストラとの共演、主要なコンサートホールに出演するなど活躍している。近年は復元楽器ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラの演奏活動もスタートさせ、2013年にはベルリン・フィルハーモニーにてベルリン古楽アカデミーと共演した。楽器はペーター・グライナー(ヴァイオリン)、ピエトロ・ガッジーニ(ヴィオラ、カルロ・ファン・ネステ財団より貸与)を使用。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラは楽器製作者ドミトリー・バディアロフ氏による特注の楽器を使用している。日本では「ヴィオラ・スペース」で活躍。2012年にリサイタルデビュー。オーケストラ企画「チャイコフスキー・ハイライツ」にて東京シティ・フィルと共演。
愛知県岡崎市出身。東京芸術大学卒業。2008年第4回ウィーン国立音楽大学ヨーゼフ・ディヒラーコンクール第2位。その他にも多くの国際コンクールで入賞を果たす。2009年文化庁新進芸術家海外研修生。2010年第16回ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)においてディプロマ賞受賞、審査員のマルタ・アルゲリッチ氏より賞賛を受ける。2012年度CHANEL Pygmarlion Daysアーティストに選出。2013年2月NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。同年5月三ツ橋敬子指揮セントラル愛知交響楽団定期演奏会に出演。国内外でリサイタルを行うなどソロ・室内楽の分野で活躍。現在、ウイーン国立音楽大学にてヤン・ゴットリーヴ・イラチェック氏に師事。室内楽、伴奏法をマインハルト・プリンツ氏に師事。これまでに近田智子、杉本道代、服部浩美、藤井博子、笠間春子、青柳晋、田部京子、チョ・モンカン、フェルナンド・プチョール、海老彰子、アキレス・デレ=ヴィーニェの各氏に師事。