ジュニア・アートプロデューサー 活動の軌跡
ジュニア・アートプロデューサーとは…
公募により集まった小学5年生~中学2年生の子どもたちが、様々な経験を積みながら、ひとつのコンサートを創り上げていく企画です。
テーマやプログラム決めからチラシデザインの考案、さらには広報・宣伝や接客など様々なことに挑戦します。「コンサートがどうやってつくられるか?」を知るだけでなく、出演者兼活動サポーターの4名やスタッフと共に実際に考え行動することで、より創造的な体験をすることを目指します。昨年に続き3回目の開催を迎えました。
第1回:2024年7月29日 自己紹介、施設・プロデューサーを知る
第2回:7月30日 コンサートのスローガン決め
今回は7名のジュニア・アートプロデューサーが集まり活動開始。まずは活動サポーターで出演者でもある近藤幹夫さんと伴真由子さんの演奏を聴きました。身体を動かしながら一緒に歌ったり楽しく楽器の知識を深めることで、コンサートのイメージを膨らませながらテーマやお客様に伝えたい思いをまとめました。
お客様に伝えたい想いは…
「来てくれたお客様の期待を超えるコンサートにしたい」


第3回:8月12日 コンサートの裏側をのぞいてプロデューサーのお仕事を見学
第4回:8月30日 コンサートのタイトル決め・チラシデザインのアイディア集め
お客様に自分たちの想いを伝えるには、どうしたらいいのか?を考え、
コンサートのタイトルは…
「とびだせ!音楽のびっくり箱~最高のワクワクとドキドキを!~」に決定!

その後、宣伝用のチラシ制作のためデザイン会社の方からレクチャーを受けました。
チラシからタイトルの“ワクワクドキドキ”を伝えるにはどんなデザインがいいのかな。アイディアや気持ちを整理してイメージを描き、デザイン会社の方にイメージを直接伝えました。
第5回:9月8日 演出を考える
この日は活動サポーター兼出演者の美郷さんと一緒にたくさんの打楽器演奏を体験しました。実際に楽器に触れながら、この打楽器を演出で使うとどうだろう?など、みんなでワクワクしながらアイディアを出し合いました

第6回:10月13日 制作発表会
広報体験の一環として公演制作発表会に挑戦!市内新聞社の方々をお招きし、コンサートのテーマやチラシづくりでこだわったポイントなどを、ジュニア・アートプロデューサーが自らの言葉でアピールしました。

この日は、ピアニストの小見山純一さんの演奏を聴く時間もありました。偉大な作曲家のお話や実際に鍵盤に触れてリズム遊びを楽しみ、いろいろな視点からピアノや音楽について学びました。

第7回:11月10日 コンサート最終準備
本番前最後の活動日は、当日の進行確認を行いました。“より良いコンサートとなるように”の想いで、活動サポーターの近藤幹夫さんとともに公演プロデューサーとして進行と演出の確認を繰り返します。サプライズ演出の練習も念入りに行いました。

第8回:11月30日 コンサート本番
たくさんの準備をして迎えた本番当日!
開演前には、プロデューサーの実演で鑑賞マナー講座を披露しました。なんと演奏者による効果音付き ! 写真は「飲食禁止」の場面です。

「これも楽器になるなんて驚き! 」とプロデューサーたちが気に入った、音の出るにわとりのぬいぐるみを取り入れた曲は、お客様にも大人気でした。

なんと客席から過去のジュニア・アートプロデューサーたちがサプライズ登場!会場全体が一体となり、コンサートを盛り上げました。

終演後、お客様から寄せられた感想を眺めながら、自分たちの気持ちがお客様に伝わったことを喜びました。最後は全員で活動を振り返り、それぞれが考えるプロデューサー像を見つけることができました。

ご来場されたお客様からは、
・今年1年で一番感動したコンサートでした。ジュニア・アートプロデューサーたちが私たち観客を笑顔にしたいと思ってひとつひとつ企画してくれたのが伝わって感動しました。涙が止まらなかったです。すごく幸せな気持ちになりました。ほんとうに音楽ってたのしい!!
・ステージと観客が一体となっていて爽快な気持ちになりました。
・音楽を聴くとなぜかぐっすり寝てしまうのに、このコンサートだけは「目をつむるともったいない!」と思うほど面白くて仕方なかったです。
・いつものコンサートにはない仕掛けがいっぱいあって大満足です。
・心温まるとても素敵な時間でした。
・小学1年生の孫と楽しむことができました。にわとりの演奏、最高でした!「風になりたい」で会場がひとつになっていて良かったです。
という感想が寄せられました。
ジュニア・アートプロデューサーたちが目指した「お客様の期待を超える」コンサートは大成功しました!

2023年度の活動は
こちら2022年度の活動は
こちら