シビックセンター(以下C):この度は、インタビューをお受けいただきありがとうございます。10月に開催する演奏会やギターについて、いくつか質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
::::ミロシュさんへの質問::::
C:今回のプログラムで、こんなところに注目して聴いて欲しいなど、聴きどころを教えてください。
ミロシュさん(以下M):ギターで演奏できる曲には、素晴らしい作品がたくさんあります。様々な国、様々な時代の作品を、聴衆の皆さんと分かち合いたいと思っています。
C:作曲家のファリャは好きですか?
M:ファリャは、クラシックの主流に位置する作曲家として初めてギター作品を手がけました。スペイン音楽を語る上で欠かすことのできない重要な作曲家であり、大好きな作品を残した偉大な人物です。
C:演奏するときに気をつけていること(心がけていること)はありますか?
M:自分の音楽を、コンサートホールの一番後ろで聴いている聴衆の方にまで届けることが、演奏する上で大切にしていることです。また、歌は音楽のもっとも自然な形で、普段はオペラからも多くを学んでいます。ギターで演奏する時も、フレーズを歌のように奏で、そして最適なタイミングで演奏することを大事にしています。
C:他の楽器にはないギターの魅力はどんなところですか?
M:特に挙げるとすれば、多くの楽器とコラボレーションできる点が、ギターの素晴らしさです。聴衆の皆さんは、私の音楽やギターにも異なった反応をするでしょうから、魅力というのはそれぞれに感じ取っていただければと思います。
C:日本で楽しみにしていることはありますか?
M:日本は大好きな場所のひとつで、毎回来日できるのをとても楽しみにしています。聴衆の皆さんは演奏に集中して聴いてくれますし、熱心な反応をくれるのが嬉しいです。日本食やマッサージも楽しみです。
C:演奏会を楽しみにしているみなさまへメッセージをお願いします。
M:また日本で演奏できることを幸せに思いますし、待ち遠しいです。クラシックファンの方はもちろん、普段クラシックにあまり馴染みのない方にも楽しんでいただきたいと思っています。
C:10月18日のシビックセンターでの公演、楽しみにしています。ありがとうございました。